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脂漏性皮膚炎とチョコラBBについて解説

出典:チョコラBBプラス公式

頭皮のフケ・かゆみ・赤みが続くと「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」が気になる方も多いと思います。

一方で、肌あれ対策として有名な「チョコラBB」を思い浮かべ、「脂漏性皮膚炎にも関係あるの?」と疑問を持つケースもあります。

本記事では、脂漏性皮膚炎の基本と標準的な考え方、そしてチョコラBB(医薬品)が“何に効能効果を持つのか、脂漏性皮膚炎に対して何が言えて何が言えないか”を整理します。

(※症状が強い場合は皮膚科の受診が推奨されます。)

脂漏性皮膚炎とは?(頭皮のフケ・かゆみの代表的原因の一つ)

脂漏性皮膚炎は、皮脂の多い部位(頭皮、眉間、鼻の周り、耳の後ろ、胸など)に起こりやすい、赤み・フケ(鱗屑)・かゆみを特徴とする皮膚炎です。原因は1つに断定できませんが、皮膚の常在酵母(マラセチア)や皮脂、免疫反応などが関与するとされています。

脂漏性皮膚炎の治療は「外用」が基本

成人の脂漏性皮膚炎は、基本的に外用療法(塗り薬)が中心で、状況によりステロイド外用抗真菌外用が使い分けられます。頭皮はローション剤など塗りやすい剤形が選ばれることもあります。

また、海外の医療情報でも、成人の脂漏性皮膚炎では薬用シャンプー、クリーム、ローションなどが主要な治療として挙げられています。

脂漏性皮膚炎は「内服のビタミン剤で治す」ことが標準治療として確立している疾患ではなく、まずは皮膚科での診断と外用中心のコントロールが基本です

チョコラBBとは?

チョコラBBはシリーズが複数ありますが、たとえば「チョコラBBプラス」の添付文書では、肌あれ、にきび・吹き出物、口内炎の緩和などが効能効果として記載されています。

用法・用量、使用上の注意(副作用や相談の目安)も添付文書に明記されています。

脂漏性皮膚炎にチョコラBBは効果ある?

脂漏性皮膚炎に対して、チョコラBB(例:チョコラBBプラス)が直接“治療効果がある”と一般的に言い切れる根拠はありません

チョコラBBプラスの添付文書に記載されている効能・効果は、主に肌あれ、にきび・吹き出物、口内炎の緩和などで、脂漏性皮膚炎を対象とした適応が明記されているわけではありません。

一方で、栄養学の領域では、ビタミンB2(リボフラビン)不足で脂漏性皮膚炎(または脂漏性皮膚炎様)の皮膚症状が出ることが知られています。

そのため、偏食や体調不良などでビタミン不足が疑われる場合には、「不足分を補う」という意味で役立つ可能性はありますが、これはあくまで“欠乏があるケース”の話です。

ただし「ビタミンB2欠乏」と“脂漏性皮膚炎のような皮膚症状”は別の話として存在する

やややこしい点ですが、医学文献では重度のリボフラビン(ビタミンB2)欠乏が、口角炎・口内炎・舌炎などに加えて脂漏性皮膚炎様の皮膚症状と関連することが記載されています。

ここで大事なのは、

  • 「脂漏性皮膚炎(疾患)」
  • 「ビタミン欠乏で起きる“脂漏性皮膚炎に似た皮膚炎”」

は、見た目が似ることはあっても、原因も対応も一致するとは限らないことです。

そのため、頭皮のフケ・かゆみが続く場合は、自己判断でビタミン剤に寄せるより、まず診断(脂漏性皮膚炎か、乾燥性湿疹か、接触皮膚炎か等)を確認するのが安全です。

まとめ

  • 脂漏性皮膚炎は、頭皮のフケ・かゆみの原因としてよく見られ、外用療法(薬用シャンプー、外用薬など)が基本です。
  • チョコラBB(例:チョコラBBプラス)は、添付文書上 肌あれ・にきび・口内炎の緩和等が効能効果で、脂漏性皮膚炎への適応をうたう薬ではありません
  • 一方で、ビタミンB2欠乏が脂漏性皮膚炎様の皮膚症状と関連する記述はあり、栄養状態の問題が疑われる場合は医療者に相談するのが現実的です。
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